お待たせしました。練習問題です。

当初は、筆者が制作現場で実際に行ったものを掘り起こし、再現、問題化しようと考えていたのですが、そのいくつかを作成してみたところ、中々「竹を割ったような解答」にはならず、やむなく新たに作り直すこととしました。
少々難易度の高いものもありますが、解くためのヒントが複数含まれるように配慮しました。根気良く取り組めば、大半は解くことができるでしょう。

また、その解法(思考)は、必ずや制作などの際に役立つことと思います。解答を見れば、多くの問題では一瞬で作業できるものばかりですが、それではつまらないので、解答は当分(あるいは永遠に)掲載しないつもりですが、どうしても知りたい方は、公開から半年後を目処にメールでのみ、解答しようかと思っています。

 すべての問題に声によるメッセージが入っているのですが、それがはっきり聴こえる状態になれば、それが正解です。パズルとして取り組むのもよいでしょう。

!!ご注意!!
通常の音楽信号には含まれないレベルのホワイトノイズが、問題には含まれます。
最初に再生する場合は、再生レベルに十分気をつけてください。
問題の再生によって、再生装置や聴覚に異常をきたしても、筆者(出題者)およびサイト管理者は免責されるものとします。
くれぐれもご注意下さい。

☆解答や解法をお寄せいただいても、またそれが正解であっても、賞品や賞金はありません。

★独学で頑張っている方や、孤独な方のために、情報交換の場として「2CH」にスレッドを用意します
そのスレッドには筆者やサイト管理者は、書き込みやヒントなどの干渉はしませんので、ご自由に利用下さい。
しかし、個人のメールアドレスの書き込みや、直接の連絡先はルール上掲載できないのでご注意下さい。また粋なハンドルネームをご用意下さい。また、ひどい言葉遣いも控えるようにしましょう。


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○簡単な問題解説

Q01_P1
難易度:低
Audacityの簡単な操作で、メッセージの単独化ができます。偶然解けるかも。

Q02_P2
難易度:やや低い
Audacityの簡単な操作で、同様にメッセージの単独化ができますが、1問目よりも手数が必要で、「エフェクト」も2度使わなければならないでしょう。バランス伝送ってこんな感じです。

Q03_P3
難易度:高の下
スタジオ作業として、かなり実戦的です。ヒントがあんなところにあったりするので、根気良くこねくり回してみましょう。

Q04_E1
難易度:中
アナログ時代には考えられなかった作業です。こんなことがフリーのソフトで出来るなんて考えられません。まず問題をじっくり分析してみましょう。

Q05_A1
難易度:中の上
これまたアナログ時代には想像もできなかった作業です。これぞAudacityの底力といったところでしょうか。

Q06_C1
難易度:中
この数列は何でしょう?
フィルターの性能にものをいわせるのも良いですが、ものすごく簡単に解決できます。

Q07_B1_c
難易度:中
ファイルを破損させてあります。読み込むのは何の問題もありませんが、再生には注意してください。
「修復方法」にあるとおりの例題です。

Q08_B2_d
難易度:中の上
ファイルを破損させてあります。同様に再生には注意してください。
少しひねってあります。状態を見たい場合はバイナリ・エディターをご用意下さい。
単に修復するだけなら、Audacityだけで十分です。
正解に近い場合にも、何とかメッセージの聞き取れる状態にはなりますが正解ならクリアで高品位な再生になります。


 問題をじっくり観察するには、FFTは用意した方が良いでしょう。なにせフリーなのですから・・。
もちろんファイルサイズや、ビット深度などもヒントです。この練習問題はAudacityプロフェッショナルマニュアル附属のものですから、マニュアルの中にもヒントや解決方法は解説されていまし、もちろん応用力や観察力が重要です。